英語の学習法(2019.3)中高一貫校の中学3年生

先日、英語に関する学習相談を受けましたので、そちらを叩き台にして英語のアドバイスを書いてみました。

中高一貫校に通う生徒さんは中学受験を突破しているので算国理社については基礎はキチンとしているはず(ですよね?)

ただ、中学受験では英語がなく、中高一貫校の生徒は高校受験の圧力もないので英語だけは基礎ができないまま高校生になり大学受験を迎えてしまうという危険があります。

長文読解の学習法

長文読解が苦手と言う人が多いが、大きく2種類に分かれます。
「単語が分からなくて読めない」人と「単語は分かるけど読めない」人です。対策が異なるので、分けてアドバイスをします。

単語が分からずに読めない

「暗記が面倒くさい」という人ですね。こういう人は、単語暗記の努力はもちろんするべきですが、それだけでなく、頭を切り替える必要があります。

そもそも入試でも分からない単語は必ず出てくるので「単語が全部分かるようにする」のを目指すのでは無くて、「分からない単語があっても何とか読み取って得点できる」事を目指しましょう。「分からない単語への対処法」を簡単に示すとこんな感じです。

分からない単語への対処法
  1. 分からない単語は、品詞だけを考えてカタカナにして、その文をカタカナ混じりで直訳する。
    →参考記事「英語の訳し方「直訳」「意訳」「和訳」」
  2. 文全体を直訳したら、文脈から意味を「類推」する。
  3. 文で意味が類推できない場合は、その後の文章全体から「類推」する。
  4. 同じ単語が出てきたら、それをヒントに再び「類推」する

テストや摸試は「分かる単語を見つけて答える練習」ではなく「分からない単語があってもとりあえず文章を読んで何とか得点する」練習にしましょう。

単語が分かるけど読めない

こちらの人のほうが重症です。このまま闇雲に単語を覚えても長文が読めるようにはなりません(穴のあいたバケツ)。

こういう人は、英語ではなく日本語の国語力を鍛えないと改善しません。論説文の読解法(抽象と具体、QBA構造など)を学習し、自分の受験する学部によく出てくるテーマの日本語の文章を読んで、英語長文以前に日本語の長文の流れをつかめるようにしましょう。

教材を用意するのが面倒な人には、英語長文の問題集の「日本語全文訳」を要約するトレーニングというのがあります。英語の文章の流れ(抽象→具体)が良く分かります。

英文法の学習法

英文法(語法や熟語も含めると)確かに暗記すれば出来るのですが、何でもかんでも暗記しようとすると時間が足りなくなってしまいます。

これも闇雲に暗記したり演習しようとする前に、各単元ごとの「根本的な」「最大公約数的な」ルール言わば「公式」をまず暗記することが大切です(受験生が「公式」を自ら発見するのは難しいので先生か参考書に教えてもらいましょう)。だいたい暗記した後で、問題演習は「公式」の使い方を覚えて完璧に身につけるために行います。これは、数学の公式と問題演習と同様の方法論です。

演習を通じて「公式」だけで解けない問題に当たったら、「公式」を拡張したり、それども対処できない例外的な問題は「しょうがないので」暗記して、得点力を高めていきます。

また「公式」はカードのような暗記素材にして毎日反復する事が必要です。公式を覚えずに演習しても、分からない→答えを見る→ああコレか忘れてた、の繰り返しで時間のムダです。

リスニングの学習法

リスニングは楽しみながらスキマ時間に勉強できる分野です。

洋楽(youtube)

歌詞「lyrics」付きのものを動画サイトで見つけてDLしてスキマ時間に繰り返し聞き歌えるようにすれば、英語のリズム感(日本語と全く違います)と発音のルールが身につきます。ただ、歌詞はリズムが優先されて文法的におかしかったり意味がなかったりすることがあるので注意(アーティストによりますが)。あくまで発音に親しめれば良いと考えましょう。

洋画(DVDなど)

好きな映画を、英語音声日本語字幕で見てあらすじセリフを覚えたら英語音声英語字幕にして繰り返し見ます。慣れてきたら音声だけをスキマ時間に聞いても十分トレーニングになる。

このトレーニングは「状況」に応じた英語表現を覚える効果があります。例えば医学部志望なら医療ドラマや手術のシーンを繰り返し見ていれば、医療関係の語句や会話が身につきます。これは英作文や英会話にも役立ってきます。

スピーキング(発音アクセント他)

ネイティブでない場合、話せない言葉(実際の発音が分からない言葉)は聞き取れません。いわゆる「発音・アクセント」はもちろんですが、「強形と弱形」「機能語/非機能語」「アシミレーション」「リエゾン」「エリージョン」「リズム」のような音の法則(何故か学校では教えてくれません)を学んで初見の文章をネイティブっぽく音読できるようになればリスニングもできるようになる。

CD付きの長文

最近は、上記の考え方でスピーキング(シャドウイング)の練習ができるCD付きの長文問題集もある(「長文ハイパートレーニング」等)ので、時間的に余裕があればおすすめです。

英作文の学習法

英作文(特に自由英作文)は難しいです! 勉強の順序だけ示します。

  1. 重要例文を暗記
  2. シチュエーションに応じた語句・会話の学習
  3. 志望校の過去問または類問を演習

1は文法やリスニング学習にもなるので発音リスニングも完璧にする。
2は補助的に、英検二次の会話や映画、分野別の単語集・例文集を利用
英作文は学校により傾向がかなり異なるので、自分の志望校の傾向の問題を演習しないと意味がない。早めに過去問を「見て」おくのが良い。その上で出題傾向に応じた「形」を数多く作っておく。

この「形」は字数を確保して最低点を死守する「守りの形」です。運が良ければ攻めてもいいですが、現役生が「守りの形」を身につけるだけでもかなり大変です。

参考記事「自由英作文は、あえてレベルを下げるのが大事」

→参考記事

東大の英作文の形

英語の学習法
が分かりましたか?

志望校合格・目標達成目指して頑張って下さい!!

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