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語幹「duce」「duct」
語幹「duce(デュース)」「duct(ダクト)」はラテン語の「ducere(ドゥーセレ)=「導く」がもとになった語幹
~duce(duct)シリーズ
conduct
con共に 導く →指揮する
→conductor コンダクター・指揮者
→conductive 通電性の
educate
e外に 導く ate(動詞を作る接尾語) →教育する
→education
→educator
→ecucative
indu…
induce
in中に 導く →誘導する、勧誘する
induct
in中に 導く →(役職に)就任させる、徴兵する
→induction 誘導、就任
→inductive 誘導性の、帰納的
→inducer 誘導物質
introduce
intor中へ 導く →導入する紹介する
→introduction
→introductive
produce
pro前へ 導く →製造する
→producer
→production
→productive
→product
reduce
re後ろへ 導く →減らす
→reduction
→reductive
seduce
se離れて 導く →(危ない方向に)誘惑する
→seduction誘惑
→seductive 誘惑的な
親戚語句群
dux(ラテン語)
ラテン語ducereからローマ帝国roman empireの軍団legionの指揮官を意味するduxドゥクスが派生(ウィキペディア)
前期帝政(元首政プリンキパトゥスPrincipate)では単に軍団司令官を意味したが、後期帝政(君主制ドミナトゥスDominate)では属州(province)の指揮官・行政官としての公職名になった。
duxの派生語
西ローマ崩壊後、duxは貴族・地域指導者を指す言葉に変化した
duc(フランス語)
デューク→フランク王国(Frankish Kingdom)内の公国(duchy。ノルマンディー、ブルターニュ、ブルゴーニュなど)の君主の称号
duc de Normandie,Bretagne,Bourgogne
duke(英語)
デューク→公爵(伯爵(Earlアール,デーン人のEorl起源)・男爵(Baronバロン,フランク人のbaro起源)の上位、君主(prince・king)の下位に位置する貴族の称号
フランスのノルマンディー公ウィリアム(英国王としてはウィリアム1世。William the Conqueror)がイングランド制服(ノルマン・コンクエストNorman Conquest)後に母国の爵位をそれまでのサクソン人貴族制度の上に導入した。
doge(イタリア語)
ドージェ→総督・統領(ヴェネチアVenice・ジェノバGenoaなど中世イタリア都市共和国の指導者)
duce(イタリア語)
ドゥーチェ→総帥・総統(イタリアの国家指導者。有名なのはムッソリーニBenito Mussolini)