【高校大学受験】後ろに不定詞と動名詞を取った場合の意味の差異【英検】

「後ろに不定詞と動名詞が来た場合で意味が変わる動詞って何があるの?」「いろいろあって覚えられない!」という中学生・高校生の方へ。

確かにゴチャゴチャしますね!東大卒講師歴20年の管理人が「これだけ覚えればOK!」というものをまとめました。

さらに高校受験生と大学受験生それぞれに確認テストがあります。定着するまで覚えましょう!

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学習準備

問題の所在

こんにちは!「図解講師」の爽茶です(2018/12/1)

先日、生徒があやふやだった「後ろに不定詞と動名詞をとった場合で意味が異なる動詞」をまとめました

不定詞(to V)の中でも名詞的用法は動名詞(Ving)と意味が同じ(両方共「Vするコト」)なので両方を目的語にとる動詞があります。

つまり動詞の直後には不定詞と動名詞の両方が来ることがあります。

この場合、意味は変わらないのが普通です
「I like to play tennis.」も「I like playing tennis.」も「私はテニスをするのが好き」という意味です。

ところが、いくつかの動詞では、それぞれで意味が異なる動詞があるので、入試でよく出題されます。

そこで、特に取り上げて記憶する必要があるというわけ

VingとtoV(問題の所在)
不定詞「to V」(名詞的用法)
動名詞「Ving」
>
意味が同じ
「Vするコト」

○目的語でも一般に意味は変わらないが…
・I like playing tennis.
・I like to play tennis.
どちらも「テニスするのが好き」

●意味が変わってくる特別な動詞がある
例:remember(覚えている)
・I remember playing tennis.
→(以前テニスをしたことを覚えている)
・I remember to play tennis.
→(これからテニスをすべきことを覚えている)

ちなみに、後ろに不定詞しかとらない動詞と後ろに動名詞しかとらない動詞は覚える必要があります。

参考記事「後ろに不定詞/動名詞しかとらない動詞」を見て下さい。

覚え方の順序

どうせ暗記するのなら、闇雲にするのではなく覚えやすく忘れにくい覚え方で暗記しましょう♪

不定詞の形容詞的用法は「(これから)~すべき」という意味で未来の意味を含んでいるので

動名詞は過去不定詞は未来

を原則として3つの型+1で覚えます

●原則(過去/未来)型
●修正型
●その他型
+番外編

参考記事「覚え方のパターン(原則・例外型と原則・修正型)

それでは、順番に見ていきましょう。

原則(過去/未来)型

動名詞は過去不定詞は未来」を原則として、そのままの意味のグループで、「remenber:覚えている」「forget:忘れる」の2個。

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
remember
(覚えている)
Vしたことを~ Vすべきことを~
forget
(忘れる)

remember:覚えている

remenber Ving=以前Vしたことを覚えている
remenber to V=これからVすべきことを覚えている

Do you remember meeting him ?
リュー リメンバ ミーリンギム↑?
(以前彼と会ったこと、覚えてる?)

Do you remenber to meet him
リュー リメンバ ルミーリム↑?
(これから彼と会うの、覚えてる?)

forget:忘れる

forget Ving=以前Vしたことを忘れる
forget to V=これからVすべきことを忘れる

I forgot playing with him.
ア フォーガッ プレイングウイズィム♪
(私は彼と遊んだことを忘れていた。)

I forgot to play with him.
ア フォーガットゥ プレイウイズィム♪
(私は彼と遊ぶことになっているのを忘れていた。)

修正型

「動名詞は過去、不定詞は未来」の原則が修正されていて、その修正されたほうを覚えれば足りるグループです。

「regret:後悔する」「try:試みる」「need:必要とする」の3個

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
regret
(後悔する)
Vしたことを~ いやいやVする
try(試す) ためしにVする Vしようとする
need
(必要がある)
Vされる
≒want
Vする~

過去未来の、どちらが修正されているか(緑の用法)に注意して、修正されている方を覚えます。

regret:後悔する

regret Ving=過去にVしたことを後悔する
regret to V=いやいやVする

try:試みる

try Ving=ためしにVしてみる
try to V=これからVしようとする

need:必要とする

need Ving=Vされる必要がある=want Ving
need to V=これからVする必要がある

その他

原則からの修正と覚えるべきものが対応していないものは、しょうがないのでバラバラに覚えます。

「mean:意味する」「go on:続ける」の2個

動名詞(Ving) 不定詞(toV)
mean(意味する) Vすることを~ Vするつもり
go on(続ける) Vすることを~ さらにVする

このグループは過去/未来ではなく、本来の意味にプラスされる方(太字)を覚えます。(だから色がついていません)

mean:意味する

mean Ving=Vすることを意味する
mean to V=これからVするつもり

go on:続ける

go on Ving=Vし続ける
go on to V=さらに続けてVする

番外編

鳥の中のコウモリ的な存在で、本来はこの記事に入らないのですが、混同する事が多いので一緒に覚えてしまう。

「stop」の1個

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
stop
(止まる/止める)
Vするのをやめる Vするため
立ち止まる
(副詞的用法)

stop:立ち止まる(自動詞)/止める(他動詞)

stop Ving=Vするのを止める
stop to V=Vするために立ち止まる
(この「to V」は今回の記事で唯一「Vするために」という副詞的用法です。)

He sttoped smoking / for his health.(彼は健康のためにタバコを吸うのをやめた(禁煙した)。)

He stopped / to smoke / under a tree.(彼はタバコを吸うため木の下で立ち止まった)

確認テスト!

最後に確認テストです。空欄をタッチする(スマホの場合)かマウスポインタを当てる(パソコンの場合)と解答が赤字で表示されます。

高校受験レベル

高校受験する人は、動詞の意味自体を確実に覚えた上で、最初と最後の使い分けを覚えましょう。

原則型
動名詞(Ving) 不定詞(to V)
remember
(覚えている)
(Vしたことを
覚えている
)
(Vすべきことを
覚えている
)
forget
(忘れる)
(Vしたことを
忘れている
)
(Vすべきことを
忘れている
)
修正型
動名詞(Ving) 不定詞(toV)
regret
(後悔する)
Vしたことを
後悔する
いやいやVする
try(試す) ためしにVする Vしようとする
need
(必要がある)
Vされる必要がある Vする必要がある
その他型
動名詞(Ving) 不定詞(toV)
mean
(意味する)
Vすることを意味する Vするつもり
go on(続ける) Vし続ける~ さらにVする
番外
動名詞(Ving) 不定詞(toV)
stop
(止まる/止める)
(Vするのをやめる) (Vするため
立ち止まる
)
(副詞)的用法

大学受験レベル

大学受験する人は表が全部言えるようにする必要がありますが、全部を丸暗記するのではなくポイントを覚えます。

そのためには、まず上にある高校受験レベルのテストを完璧にしてから、次の表を覚えると良いですよ。
原則型

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
remember
(覚えている)
Vしたことを~ Vすべきことを~
forget(忘れる)

修正型

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
regret
(後悔する)
Vしたことを~ (いやいやVする)
try(試す) (ためしにVする) Vしようとする
need
(必要がある)
(Vされる)
≒(want)
Vする~

その他型

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
mean
(意味する)
Vすることを~ (Vするつもり)
go on(続ける) Vすることを~ (さらにVする)

番外編

動名詞(Ving) 不定詞(to V)
stop
(止まる/止める)
Vするのをやめる (Vするため
立ち止まる
)

あとがき

動詞の後ろに不定詞と動名詞が来た場合の違いをマスター出来ましたか?

この記事があなたの役に立てたら嬉しいです。

 

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